地域支援事業

中国帰国者のみなさんへ
親世代の老後を支える
−帰国者のためのデイサービス施設「故郷」誕生−
2008.02.01
デイサービス」について知っていますか。介護保険制度の下、要介護認定(※注釈)を受けた人はデイサービス施設に通って食事など日常生活上の援助を受けることができます。日帰りで利用できる憩いの場、健康管理の場といっていいでしょう。
1月26日首都圏で初めて中国帰国者を対象にしたデイサービス施設が、東京都練馬区内の公営住宅の一角で産声を上げました。中国語医療ネットワークの石川宏医師他、帰国者2世3世の専門スタッフや支援者が設立に奔走しました。

1世の老後を自分たちで支えていきたいという2.3世の思いが込められています。また、(財団法人)中国残留孤児援護基金にとっても、介護支援事業として初めて開業資金の援助を行うケースになりました。

この日の開所式では練馬区役所、地元ボランティア団体をはじめ、官民の垣根を越えてさまざまな立場の支援者が駆けつけました。部屋の中央に置かれたテーブルの上には、今後利用者が食することになる中国料理や日本料理が並んでいます。さながら試食会のようです。

おいしく健康に配慮した料理を囲む利用者の姿を想像して、誰もが温かい気持ちになりました。奥には足腰が弱くなった人も安心して利用できる入浴設備などが整っていますし、車での送迎サービスもあります。
「故郷」は随時利用希望者(練馬区在住者)の見学を受け付けるそうです。利用したいが要介護認定の申請方法がわからないという人も、気軽に相談してみてください。

問い合わせ先
NPO法人中国語医療ネットワーク デイサービス故郷
東京都練馬区石神井町1−1−35−103(南田中団地内)
TEL:03-6767-3331/FAX:03-6767-3332

※他に同様の施設としては、長野県飯田市内の宅老所「ふれあい街道ニイハオ」がある。
問い合わせ先
NPO法人中国帰国者等のための介護・福祉の会 
長野県飯田市鼎切石4010―1番地 
TEL:0265-24-2180

※要介護認定 介護サービスの利用を希望する人が介護保険の対象となるかどうか、
          またどのぐらいの介護を必要とするかを専門家が公平に判定するもの。




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