日の出小学校(千葉県浦安市)でのぎょうざ交流会 2003年10月18日
矢板家の水餃子レシピ

浦安市は美しく整備された新興都市です。しかし整然と区画整理された町の中には子どもたちの遊べる路地や広場が少ないのが父兄たちの悩みです。そこで父兄の有志が「日の出コミュニティ」というボランティアグループを創り、行政や学校との連携の下、これまで子どもたちに様々な体験の場を提供してきました。中国帰国者支援交流センターでは今回その「日の出コミュニティ」からの依頼を受け、帰国者を講師として招く「ぎょうざ交流会」を企画、実施しました。

教える方も教わる方も真剣勝負 多少の不揃いには目をつむって。

男子も未来の家事上手をめざして…。 豚肉ミンチにキャベツとニラ、卵を炒めた
具を混ぜて、皮に詰めると後は煮るだけ。

→矢板家の水餃子レシピ

 参加者は中国帰国者の講師5名、児童生徒26名、父兄7名。そして主催者とセンター関係者(通訳)5名の総勢43名でした。帰国者の出身地は中国東北地方、冬はマイナス15〜30度になる地域で、温かい水ぎょうざは家族団欒の象徴です。小さい頃から見よう見まねでマスターした皮作り、指導にも熱が入ります。中に入れる具は10人作れば10人味が異なるそうですが、今回は4つのグループに分かれて3種類の具に挑戦しました。2時間以上も真剣に取り組む子ども達の表情が印象的でした。また地域の中で普段交流機会の乏しい帰国者1世世代にとっては、またとない世代間交流となりました。

  すでに地域の支援団体で同様の活動に取り組んでいる所も多いでしょうが、今後、あちこちで機会が生まれ、帰国者1世の活躍の場が広がることを願わずにはいられません。


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