実例/生活/どのようにインフルエンザを予防するか

Q. インフルエンザの流行に備え、高齢の帰国者に正しい情報提供したいのですが、何か資料がありますか。
A. 石川医師(中国帰国者二世)に依頼したところ、次のような中国語の説明文を書いてくださいました。お知り合いの帰国者の方にもご紹介ください。

1.インフルエンザは普通の風邪とは違う
  1. 伝染力が強い
    インフルエンザは空気中の飛沫で感染し、たちまち広範囲に流行します。
  2. 発病率が高く、症状が重い
    大多数の感染者は高熱を発し、全身の筋肉痛があるなど症状が重いです。特に体力の弱っている人、老人は肺炎を併発しやすく、死亡率が高いです。

.インフルエンザの予防
流行の前に、身体の抵抗力を高める必要があります。特にインフルエンザに対する免疫力をつける予防接種は、特有の免疫力を高め、重症になるのを防ぐのに効果があります。

一般の成人の場合、予防の効果は7割、高齢者の場合も7、8割程度です。健康な成人は必ずしも全員予防接種をする必要はありませんが、老人や子ども、虚弱で病気がちな人、慢性病のある人はインフルエンザ予防接種をし、身体の免疫力を高め、重症になるのを防ぐべきです。

予防接種の方法
老人は一回接種すればいいです。一般の成人や子どもは2回接種が基準です。しかし1回でも一定の免疫力がつきます。予防接種は注射後すぐ免疫力が生まれるわけではありません。効果が現れるまでには2週間前後の時間が必要です。ですから毎年の流行期以前に早めに接種してください。



1.流行期には衛生面に注意し、マスクをして、まめに手を洗い、うがいをし、感染を予防します。


3.インフルエンザに感染した時は自分の判断で薬を服用してはいけません。
市販の風邪薬は消炎解熱、抗アレルギー薬が中心です。頭痛や発熱、鼻水、咳などの症状に一定の抑制・軽減作用がありますが、インフルエンザのウイルスを殺すことはできず、病気を長引かせます。たとえば、インフルエンザを患っている時にアスピリンを服用すれば肺炎を発症する可能性があります。多くの中国製の漢方風邪薬にはいろいろな解熱剤が含まれています。もしも不注意に服用したら重大な結果を招くおそれがあります。

4.子どもがインフルエンザに感染した時に気を付けなければならない事
学校や保育園に通っている子どもがインフルエンザに感染した場合は、学校保健安全法に定められた規則により、「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児にあっては3日)を経過するまで」出席停止期間とされています。出席停止となった期間は欠席には数えられません。体温の変化をしっかり把握し、十分に栄養を摂って休ませるようにしましょう。義務ではありませんが、学校や保育園によっては治癒証明書の提出が必要なところもあります。
 2021.03更新


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