その他情報/歳時/小寒(しょうかん)

「小寒」とは、二十四節気の一つで、太陽の黄経が285度に達した時をいいます。
次の「小寒」は2005年1月5日となります。「小寒」の日を「寒の入り」といい、この日から節分(立春の前日。
2005年は2月3日)までの間を「寒の内」又は「寒中」といいます。

寒中見舞い
近年では、「暑中見舞い」と比べると「寒中見舞い」を出す人ははるかに少ないようですが、事情により年賀状を出すのが遅くなってしまった場合や、喪中にもかかわらず年賀状が届いた人への返信を出す場合は、この期間中に「寒中見舞い」として出すようにします。

小寒の氷、大寒に解く
「小寒」とは、字義上は、寒気がまださほどではないという意味になりますが、実際にはすでに本格的な冬の季節であり、「大寒」(二十四節気の一つで、太陽の黄経が300度に達した時。2005年は1月20日)よりも寒いときが少なからずあるようです。
 「小寒の氷、大寒に解く」という諺(ことわざ)がありますが、これは、「寒さの最も厳しいはずの大寒が、小寒よりも暖かな場合があることから、物事が必ずしも順序どおりにはいかないこと」を意味しています。
ちなみに、これまでに日本で観測された最低気温の記録は、1902年1月25日北海道旭川のマイナス41.0度だといいます。この年の「大寒」(1月21日)の4日後のことでした。
 
寒稽古、寒中水泳
「寒中」に寒さに耐えて柔・剣道などの稽古をすることを「寒稽古」といいます。
また、かつては、日本古来の泳法を伝える各流派の道場においては、毎年この時期に寒中水練を行っていたそうです。現在でも、「寒中」の期間を中心に、全国各地で「寒中水泳」大会が開催されています。





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