その他情報/家庭/寒い冬を暖かくすごすために!

寒くなると暖房器具が必需品です。
最近は暖房器具も性能が良くなり、短時間で部屋全体を暖かくでき快適に過ごせます。
しかし、暖房を使えば使うほど家計に負担となるのが光熱費です。
そこで、少しでも暖かくすごす生活工夫のいくつかを紹介します。
また、暖房器具を原因とする火災も増加していますので普段の習慣や行動に注意しましょう。

部屋を無駄なく暖め、快適な冬を過ごすことは健康にも良い影響をおよぼします。人間は足元を温めると、同じ室温でも温かく感じますので、ホットカーペットとエアコンを併用するのがよいでしょう。併用するとエアコンの設定温度を低めにしても充分温かく過ごせるうえに、総電力の消費量も減らすことができます。

ガスストーブや石油ファンヒーターなど燃焼系の暖房器具は、熱と一緒に水蒸気も出ているので、加湿器を使うと湿度が上がりすぎます。結露の原因になるので、カビ防止にも加湿器との併用は避けた方が無難となります。

いろいろな暖房器具の使い方について簡単に紹介します。

T暖房器具の使い方

  1. エアコンのルーバーは下向きにしよう
    暖かい空気は室内の上部にたまる性質があるので、室内の上と下では温度差ができてしまいます。
    エアコンの暖房運転時はルーバーを下向きにセットすると温度差が少なくなります。

  2. エアコンと電気カーペットとの併用は効果的です
    エアコンと電気カーペットと併用すると、電気カーペットで床面が暖められるのでエアコンが低い
    温度設定でも暖かさが得られます。また、広い部屋で使う場合には、扇風機などを使って空気を
    循環させるように工夫すると、室内の隅々に均一な暖かさが広がるので、低い温度設定でも
    効果的な暖房ができます。

  3. 2週間に一度はフィルター掃除が必要
    エアコンはフィルターにホコリがつまると風量が低下し、その分電気のムダづかいになります。
    「2週間」を目安にこまめにフィルターを掃除するとエアコンのいちばんの省エネになります。

  4. 吹出口や吐出口をふさがない
    室内機の吹出口のそばやすぐ下にカーテンや家具などがあると、暖気が遮断され、暖房効率が
    悪くなります。また、室外機の近くに障害物があると、放熱が十分できなくなり、暖房能力が
    低下するので注意。

  5. タイマーを上手に使って節電をしましょう
    エアコンのかけっぱなしは電気のムダづかい。夜は「タイマー」をセットしたりして、生活時間帯に
    合わせて使用するのもかしこい省エネ法"の一つです。

  6. 窓には厚手のカーテンを
    冬場は壁や窓が冷えています。窓に厚手のカーテンをすると、暖かい空気が外気に冷やされ
    にくくなります。また、床にカーペットなどを敷くと暖房効率はいちだんと高くなります。

  7. 暖房器具は置場所に工夫を
    電気ストーブや石油ファンヒーターは、窓側などの冷気が入ってくる場所を背にして置くと、暖気が
    冷気を押し上げて空気の対流が十分に行われ、効果的な暖房ができます。

    電気カーペットや電気こたつの使用時の注意
    フローリングやビニールタイルの上で電気カーペットを使うときは、熱が床に取られて 暖房効率が
    悪くなったり、床が変色する恐れがあるので、必ず敷物やマットなどを敷き、その上で使うのがいい
    でしょう。また、電気カーペットは床面から暖めるので、座布団を使わずに直接すわりましょう。
    そのとき、膝かけなどを使うとさらに効果的です。また、電気こたつは厚手のカーペットや敷きふとん、上掛けを併用すると、掛けふとんのみと比べると、15%も消費電力が少なくなります。

  8. 温度調整はこまめに
    暖房器具のスイッチの切り替えをこまめにすると消費電力がおさえられます。
    できれば、購入の際、温度調節のできるセンサー付きの暖房機器を選ぶとよいでしょう。

Uストーブの種類

  1. 電気ストーブ
    電気を使って暖めるストーブです。空気は汚れませんが熱を放出するだけなので、あまり広い部屋
    には向きません。また電気代もかかります。 最近では、オイルを電気で暖めるオイルヒーターという
    ものが話題となっています。

  2. 石油ストーブ
    灯油を用いて空気と混合しながら燃焼します。
    暖かい空気を排出するので部屋を早く暖められます。
    燃料が灯油なので燃料費は安くて済む反面、屋外への給排気管のないものは室内の空気が
    汚れたり、酸欠になる場合があるので、必ず換気をします。
    また、灯油の取り扱いが面倒なところがあります。

  3. ガスストーブ
    熱エネルギーが人体に吸収されやすい遠赤外部にあるので、
    低い温度でも人は暖かさを感じやすくなります。

V暖房器具からの火災を防ぐ

  1. 衣類の乾燥に使うことや可燃物の近くでは使わない
    ・ストーブのうえで洗濯物を干すと、落下したときに火災となるおそれがあります。
    ・カーテンや衣類、布団などのそばでは燃え移る場合があります。

  2. スプレー缶などをストーブ・ファンヒーターの上やそばには置かない
    ・スプレー缶(可燃性ガスが充填されている)を近くに放置していると、
     放射熱や熱が伝わることで、缶の内圧が上昇して破裂し、爆発します。

  3. 寝るときと外出するときには必ず火を消します。
    ・寝るとき、外出するときはスイッチを切る習慣を身につけます。
    ・電気ストーブ、ファンヒーターを長期間使用しないときには、コンセントを抜きます。
     また、ストーブを収納するときは電池を外します。

  4. 給油時には必ず消火します。
    ・給油するときは必ず火を消し、火を消えたのを必ず確かめるようにします。
    ・給油口の口金は確実に締める。




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