中国帰国者支援・交流センターとは?

日本に永住帰国した中国・樺太(サハリン)残留邦人とその家族(帰国者)は、長年中国やサハリン(旧ソ連地域含む)での生活を経て日本へ帰国します。したがって、言葉や生活習慣上の違いから日本社会の中で大きなハンディを抱えます。一世はもとより、就労、就学世代の二三世にとっても職場や近隣、学校などで、さまざまな適応上の困難に直面します。また、最近では帰国者一世、二世世代の高齢化も進み、地域社会での孤立や老後の介護等が深刻な問題ともなっています。
一方、戦後70年以上たった現在、「残留邦人」についての社会的認知度も下がり、日本社会側に帰国者を理解し、受け入れる土壌が失われていっている現状があります。帰国者にとってはこのような時代の流れが日本社会の中での生きづらさにも繋がる要因の一つともなっています。

以上のように帰国者各世代の問題が多様化、長期化する中で、帰国者が日本社会で安心、安定した生活を送っていくためには、中長期的視点から帰国者を支援していく必要があります。
そこで、日本全国に定住する帰国者を中長期的に支援していく機関として、平成13年11月、国からの事業委託を受けて、首都圏(東京)と近畿(大阪)に「中国帰国者支援・交流センター」が開設されました。現在、同センターは全国の主要都市7箇所に開設されています。
「中国帰国者支援・交流センター」は、帰国者とその家族が、周囲の人とのつながりの中で、それぞれの世代にふさわしい「自立」を実現できるよう、日本語学習支援事業、交流事業、地域支援事業、生活相談事業、介護支援事業、情報提供事業(首都圏センター)、普及啓発事業などを行います。




「中国帰国者支援・交流センター」の主な事業とは?

1. 帰国者に対する日本語学習・交流支援事業
  帰国直後の初期集中研修(首都圏センターのみ)
永住帰国直後の入寮制の日本語・日本事情研修(6ヶ月間)
  定着後の自立研修(首都圏センターのみ)
定着後の日本語・日本語事情研修(1年間)
  日本語通学課程
中長期的に利用可能な日本語学習課程(週1回程度)
  遠隔学習課程(首都圏のみ、一部近畿センター)
全国どこからでもいつからでも学習可能な日本語通信教育課程
  交流活動
  帰国者同士や地域住民との交流会の開催や日本や中国の文化に親しむ講座の開設


2. 生活相談、就職援助事業
定着地で生活をする帰国者から寄せられる、日本語、就労、医療、介護、生活全般等の相談受付 

3. 帰国者の支援者に対する支援事業
  地域支援、地域生活支援推進事業
自治体、支援団体、NPO等と連携し、帰国者の居住地域に支援の輪を広げるためのボランティア研修を開催したり、各地域の帰国者支援活動を側面から支援する

4. 情報提供、普及啓発事業
  帰国者向け生活情報誌の発行(首都圏センターのみ)
  ホームページの運営(首都圏センターのみ)
  一般市民を対象とした「帰国者への理解を深める集い」の開催
  次世代の語り部育成(首都圏センターのみ)
一世世代の体験を語り継いでいくための研修を実施
  中国残留邦人等についての普及啓発用のパネルなどの貸し出し

5. 介護支援事業


HPトップ写真



訪日調査で肉親と再会を果たし抱き合う親子 撮影:浜口タカシ
写真を手に肉親を捜す残留孤児  撮影;浜口タカシ
新聞で公開調査される残留孤児の記事を食い入るように見る老婦人  撮影:浜口タカシ
肉親調査のための手がかりとなる写真 撮影:浜口タカシ



一時帰国を果たす樺太帰国者 提供:サハリン協会
樺太からの一時帰国団
提供:サハリン協会
支援・交流センター
気功講座
ヨガ講座



パソコン講座
書道講座
2世「食品会社」体験実習
ロシア「パスハ(復活祭)」に作る絵付き卵
樺太帰国者作成



水彩画「マトリョーシカ」
サハリン帰国者
(秋山リュヴォビ)作品  
絵手紙講座 帰国者作品



「戦後世代の語り部育成事業研修生募集」チラシ
1世の語り部
「語り部」研修
「次世代の語り部」たち
「中国残留邦人等への理解を深める集い」チラシ



中国帰国者1世による二胡演奏と太極扇
「中国・樺太残留邦人への理解を深める集い」 
サハリン帰国者の踊り  提供:北海道センター
切り絵 帰国者の作品


「切り絵」帰国者の作品 作成:張雨均 



中国東北地方内モンゴル東部の風景
コーリャン畑
撮影:anchang
帰国者の作品
「富士山と菜の花」
撮影:菅野蓮子





自立研修事業
中国帰国者支援交流センター